きっとこの観音寺は休眠状態と思われていたやもしれない。
振り返るとここずっと様々なことに向き合い、加速度的に過ごしてきた。従ってこうしたブログのようなある種の日記はついつい優先順位が下がってしまった。
さてさていよいよ「講堂」のお披露目を来月4月に一斉に行うこととなった。講堂は(通称サマヤホール)、おとなと子どもが学ぶ人生の道場と位置付けている。ここでの学びは画一的なものでなく、教条主義でもなく、人がより善く生きるための普遍的な価値観でありたい。志は常に高く、こころは柔らかく、値打ちのある学びの場を作ってゆきたい。うまくいくかはわからない。けれどこの寺が本質として進むべき方向はそうでなければならない。結果はすぐに出なくてもいい、善き種を植え続けること。たくさんの試練もあろうが、たくさんの出会いや喜びもあろう。私も人生は後半戦だ、今から後生の準備もせねばならない。講堂はこの寺にも、私にも大きな節目なのである。
講堂落慶記念行事は5つのイベントで構成されている。
其の@ 4月6日 記念講演会として鎌田實先生をお迎えする。鎌田先生の講演が80分、その後、先生と私の対談が30分。先生のサイン本もおわけします。
其のA 4月13日 落慶法要と式典。通常、寺院のお披露目はこれが中心であるが、今回はこれもその一環。飲み物や軽食を用意してパーティー形式の祝宴あり。
其のB 4月20日 記念奉納としてインド古典舞踊、ベトナム楽器・トルンとヴァイオリンの演奏。芸術三昧です。
其のC 4月28日 記念落語会。アマチュア落語家さんと上方落語界期待の噺家「露の団姫」さんがたっぷり笑わしてくれます。
其のD 4月29日 調べの法要。智山尼僧の会のみなさん、ご詠歌の方々、雅楽師がそれぞれ聞かせてくれます。最後は三者による「結願法要」をもってこの記念行事が終了します。
◆各行事には参加奉納料と事前申し込みが必要です。
◆個別券(@2,500円)と通し券(@10,000円)の2種類があります。
内容、申し込み方法は観音寺ホームページをご覧下さい。
http://www.k4.dion.ne.jp/~kannonji/ceremony.html
多くの方のご参加をお待ちしています。