2011年10月25日

一期一会


 無常を説きつつも日頃は日常性にどっぷり浸かっているので、自分自身の二面性、理不尽さにほとほと呆れている。昔は昔でその理不尽さにも気付かずにいたわけだから、今はまだマシともいえる。
 されど過去にはこうした日常性に生きつつも、無常観をしっかり保って過ごした達人達がいる。出家者であろうが在家であろうが、無常と日常を融和させた生き方に目覚めた人たち。己の存在を透徹した視点で捉えながら、世間を決してないがしろにしない、そんな達人の歩みを遥か遠くから今もただ眺めているばかりである。

 そうした達人のお一人であり、私の憧れのようなお方であるゲツェ・リンポチェが9月の末から8日間ほど観音寺にご滞在された。この寺でのご滞在も4度目であり、リンポチェも私もすっかりお互いに馴染んで楽しい時を過ごした。その数日間この寺は日本の寺でありつつも、チベットの僧院でもあった。あるいはかつてのインドにおける大乗仏教寺院の香りに包まれたといってもいい。平成時代の観音寺が遠い昔のインドの寺に旅をするような感じである。

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posted by kannon at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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